花粉症の医薬品

おおまかにいうと花粉症の薬には、ドラッグストアで売っている市販薬と病院にいって処方してもらえる処方薬の２つがあります。市販薬には、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン薬が含まれているものが大多数で、即効性があるのでいいのですが、副作用の１つである眠気を催しますし、そんなに作用が持続しなかったりする場合もあります。ですので、市販薬を使うのは、重い花粉症ではない場合で、花粉症の症状が現れて、我慢ができなくなったときに使うほうがよいでしょう。けれども、眠気を抑えるように市販薬は工夫されていますが、やはり眠くなってしまう場合があるので、その後車の運転するかもしれない人は飲むのを控えてください。

マスク（花粉対策）

花粉のマスクはたくさん種類がありますが、どんな花粉用のマスクを選べばいいのでしょうか。顔とマスクのすき間が一番注意をする必要のある点です。どれだけ高性能のマスクでも、隙間があれば、そこから花粉が入ってしまいます。次に、気をつけるべき点は、使い捨てのマスクを使うことです。その理由は清潔だからです。なお、「電石マスク、つまり超極細繊維の丈夫な布でできていて、花粉を強力に吸着するタイプのマスク」といったような機能性の高いマスクですと、高いフィルター効果があり、花粉をほぼ100％捕らえてくれるので、息をするのも楽になるでしょう。けれども、高機能になるほど、価格も高くなるので、予算と花粉症の症状を考慮して機能を選択するといいでしょう。

花粉種類

知っているかと思いますが、植物の花粉が原因の花粉症は、スギやヒノキの花粉が花粉症の原因になっています。ですので、スギとヒノキの花粉は、２〜５月に飛散するので、花粉症になるのは、春先と思っている人が多いようです。しかし、一言で花粉といっても、例えば、イネ、ブナ、マツなどの約６０種類の花粉があり、花粉の種類が違えば飛散する時期も異なります。春先でないのに、花粉症の症状が現れている場合は、スギ・ヒノキではない花粉が原因かもしれません。ということで、どの植物の花粉が花粉症を引き起こすのかは、人により差があるので、いつの時期にどの植物の花粉が飛び散るのか知っておくといいと思います。２〜５月：スギ、ヒノキ、ブナ、マツ、ニレ３〜１０月：イネ８〜１０月：ヨモギ、ブタクサ、イラクサ

サプリ（花粉症に効く）

花粉症対策として気軽に利用できるのがサプリメントです。サプリメントは医薬品というわけではないので、医薬品と同じような効果は期待できませんが、医薬品ほどの副作用を心配することはなく、手軽に摂取できることがメリットです。それから、花粉症への対策ということで、花粉症に有効な成分を摂取しようと思うと、食品では、必要な量を摂取するために、かなり多く摂らなければならないですが、サプリメントであれば、少しの量で摂取できますし、食べ物とは違い手軽に持ち歩くことができるので便利です。どんなサプリメントがいいいかというと皮膚や粘膜を強化する働きがあるビタミンAやビタミンB群が補給できるサプリメントや、アレルギーに強い体質を作るために、免疫力を高める働きのあるいろいろなビタミンやミネラルを一緒に摂ることができるサプリメントがいいと思います。また、ビタミンCも効果的です。